屋根の塗装時期はいつなの? 耐用年数や塗料の種類・ポイントについて徹底解説!
屋根の塗装時期はいつなの? 耐用年数や塗料の種類・ポイントについて徹底解説!

屋根は毎日太陽からの紫外線をはじめ雨や風などを受けていて、毎日少しずつ劣化が進んでいます。
屋根は家の中でも最も劣化しやすい所の一つだといわれ、そのままずっと劣化を放置しておくことはおすすめではありません。
そのまま劣化を放置してしまうと、雨漏りなどの不具合が出てきてしまいます。したがって、屋根を定期的に塗り替えすることで、常に丈夫な状態を維持することができます。
そして、塗装の際には使用されている素材に応じて適切なものを選択するようにします。定期的に塗装を行っていくことで長く適切な状態を保つことができるのです。

屋根の塗装時期

ではこうした家屋のルーフの塗装時期はいつごろなのでしょうか。
この点については、塗り替えのベストタイミングはルーフ素材の耐用年数によっても異なるといえます。

例えば、素材の耐用年数はスレートのルーフが約10年、板金ルーフが約10年、銅板ルーフが約30年といわれています。
これらの耐用年数が塗装時期やルーフのリフォーム時期の目安になるといえます。また、ひび割れがあったり、が生えていたり、金属部分が朽ちていたり、色あせがあったりすると、耐用年数に関わらずに早めに対処をしていくことが必要です。
雨漏りしていたり、雨漏りの跡が見つかった場合なども塗装や修理を必要に応じて行う必要があります。
こうした劣化サインはいつもはっきりと現れるものとも限りませんので、耐用年数を参考に塗装を行っていくということが大切です。

同時に、ルーフを適切にメンテナンスしていくことは将来の不具合の予防にもなります。こうした点から定期的にチェックを行っていきましょう。
ただし、素人が屋根にのぼって直接確認するというのは危険であるため、屋根の状態をチェックしてもらえる業者などに依頼したほうが安全という点でも推奨されます。

屋根の塗料の種類

ルーフの塗り替えによく用いられる塗料は何種類かあります。
そこで、塗料の特徴などのポイントもご紹介します。

まず、シリコン塗料が挙げられます。
この塗料は10年から13年の耐用年数があり、耐久性や耐熱性に優れています。
同時に紫外線に対しても強くて、コスパもいいという特徴があります。

セラミックシリコン塗料は12年から15年ほどもち、セラミック粒子が配合されており、耐候性や耐久性に優れています。
さらに防カビ効果や防腐性がとても高いといわれています。

フッ素塗料は15年から20年ほどもつといわれ、耐用性が高いけれども価格は高めといわれます。
熱に強くて燃えにくく、汚れにくくて耐候性が高いといわれています。

遮熱塗料は15年から20年ほどもち、太陽光の熱反射で室内温度を高めるという性質があり、省エネ効果や節電効果などが期待できるといわれています。

断熱塗料は同じく15年から20年もち、価格が高めですが機能や品質が高く、耐久性が高くて断熱や遮断という点で優れているといわれています。

様々な種類のものがあるため、どれを選べばいい課という場合には業者などに相談すると適切な種類を選びやすくなります。

屋根塗装の費用相場

こうした塗料を使用した塗り替えは、どのような塗り替え素材を使用するかということに加え、どれくらい使用するのかという使用面積や塗り替えにかかる期間などによって金額が異なってきます。
一般的には塗り替えの相場費用は、平均で30万円くらいから70万円くらいといわれます。
屋根のみ塗り替えるという場合には100万円以下ですむケースが多いといわれています。

しかし、雨漏りなども併せて工事をするということになると、200万円以上はかかることがあるといわれています。
そのため、雨漏りに気が付いて屋根の塗り替えも行うということになるとそれだけ費用は高くなってしまいます。

屋根塗装のポイント

ルーフの塗り替えは定期的に行って、きちんとメンテナンスを行っていくことで雨漏りなどの不具合を防ぐことにもなり、費用を低く抑えるということにもなるといえます。
どうしても必要となる費用を安く抑えるために行うということがルーフの塗り替えということにもなりますので、メンテナンスはきちんと行う必要があるということなのです。
こうした塗り替えは定期的に行うことが推奨されますが、じつは素材の中には塗り替えが必要ないものもあるといわれています。

古くから日本式の住宅に使用されてきた素材に日本瓦がありますが、この瓦は耐久性に優れているといわれているのです。
ルーフの塗り替えは美観や耐久性、遮熱性などのルーフのもつ機能を高めるために行われています。
耐久年数が100年以上あるといわれる日本瓦は塗り替えを行う必要がないといわれます。
しかし、台風などで位置がずれたりすることがあれば雨漏りにつながってしまいますので、いずれにしてもルーフのチェックは定期的に行いましょう。
このように、ルーフをよりよい状態で長く使っていくというためにもルーフのメンテナンスは重要で、塗り替えもその一つの方法です。

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