外壁塗装で高圧洗浄は必要なの?高圧洗浄の必要性を詳しく解説!
外壁塗装で高圧洗浄は必要なの?高圧洗浄の必要性を詳しく解説!

外壁塗装リフォームを行う際に、壁や屋根の汚れを強力な水圧で洗い落とす高圧洗浄の作業は絶対にかかすことはできません。
高圧洗浄作業は家の大きさによっては数万円の費用がかかることになるため、省いてもよいかと思う人もいるかもしれませんが、非常に重要な役割を担っています。

高圧洗浄が重要な理由

その理由の一つが高圧洗浄することにより塗料が外壁に密着するからです。

外壁や屋根の表面の塗装は、毎日紫外線や風雨、空気中に含まれている汚染物質や排気ガスなどに日々さらされていることになります。
これにより年月に伴って耐久性も劣化していくことでしょう。
少しずつ劣化が進むと、壁の表面を手でさわったときに手に粉がつくような現象が起こります。
この現象が起こっている壁にそのまま塗料を塗ったとしても、劣化した塗膜に粘着力がないので、一緒に新しく塗ったものではがれてしまうことでしょう。
そのためにも洗浄は必要な作業となり、外壁の表面にある古い塗膜を取り除くためにも行われます。
もちろんそれ以外にもカビや苔、汚れなどを落とすことも目的となります。
汚れを落とすというよりも、古い膜をまとめて削り落とすといった考えの方が正しいと言えるでしょう。
しかし昔ながらの業者の中には、高圧洗浄をやりたがらない業者がいるのも事実です。
以前まではブラシやサンドペーパーなどを用いて汚れを取りながら塗装を行っていました。
しかし効率や作業員の手間を考えたうえで考えると、やはり高圧洗浄を取り入れる必要があるといえるでしょう。

高圧洗浄の費用相場

費用の相場としては、屋根であっても外壁であっても値段は変わらず、1平方メートル当たり100円から300円ほどが相場となっています。
洗浄する面積が一般的な住宅の100から120平方メートルだとした場合には、その費用はどんなに安くても1万円、高い場合には3万6千円ほどとなるでしょう。

外壁塗装には欠かすことのできない工程であり、さらには高額な機械を導入した上で家を丸ごと全部洗浄するような手間を考えれば、もう少々費用が高くなるように感じるかもしれません。
しかしこの相場を上回るような見積もりを取る業者がいた場合には、悪徳業者の可能性もあるに十分に注意しましょう。
反対に洗浄費用は無料だとうたっている業者にも十分な注意が必要です。

高圧洗浄の作業時間

洗浄作業は多くの場合壁と屋根を合わせて7から8時間ほどの作業時間がかかるといわれています。
つまり工事日程の1日洗浄のみで終わるということです。
また洗浄したからといってすぐに塗装ができるわけではなく、その次に重要となるのがしっかりと乾燥することです。
水で洗浄するため乾燥させて乾いた状態で塗装しなければ、後から気泡ができたり剥がれが生じるなどの問題が発生することがあります。
季節によっても異なりますが、洗浄した後は最低でも24時間、できることならば48時間はあけておいた方がよいといえます。
また洗浄を行ったからといって、すべての汚れを落とせるわけではありません。
落としきれない汚れがあった場合には職人が手作業でこすり落とす作業も必要となります。

高圧洗浄の気になるところ

気になるものの一つに水道代があげられるでしょう。
洗浄にかかる水道代を具体的に計算してみると、1時間で600リットルの水を使用することになり、それを10時間使えば6000リットルということになります。
大量の水を使っているようにも感じますが、意外にも水道代はそれほど高いものではありません。
地域によって水道代にばらつきはありますが東京都の場合であれば6000リットルで約1500円ほどがかかるということになります。
もしもその他に洗浄しない部分があるのであれば、ついでに洗浄できないかどうかをお願いしてみると良いでしょう。

例えば家の窓や網戸、玄関の床やベランダ部分などはついでに洗浄してもらえる可能性があります。
しかし中にはトラブルを避けるためにも建物以外の洗浄は要相談としているところもあるため、無理にお願いすることは避けた方がよいでしょう。

また高圧洗浄は水に高い圧力をかけてその勢いで汚れを取り去るものですが、実は薬剤を使ったバイオ洗浄というものも存在しています。
近年ではこびりついた苔や藻、青カビや黒カビなどのカビも完全に取り除くために、薬剤を水に混ぜたバイオ洗浄を取り入れているところもあります。
もしもバイオ洗浄を行うのであれば、どのメーカーのどのような薬剤を使用するのかを事前に確認し、その特徴についてもしっかりと把握しておく必要があります。
バイオ洗浄を行う場合には、家全体に薬剤を塗るために工程と作業時間は増えることになり、さらには料金もかかることになります。
必ずしもバイオ洗浄が必要となるわけではないため、業者から提案があった場合には費用をよく確認する必要があります。
バイオにしたとしても単価の相場はそれほど変わらないため、もしも相場を超えるようであればしっかりと断るようにしましょう。

おすすめ記事